ひだまりBlog

6年目。

皆様お疲れ様です。社長の谷本が私のブログを楽しみにしているとやんわり催促されるので「そろそろ更新しないと」と思えども、仕事が忙しかったり、書くネタに困ったりして筆が進まないことの多い私です。

「ひだまりのいえ」はスタートアップして6年目に入りました。早いものです。初めの頃は精神障害者向けグループホームとはどのような運営がされるべきなのか、対象となるご利用者さまはどんな人達なのかよくわからずにやっていました。振り返るとこわい話です。

私たちは手探りで進み、トライアンドエラーの連続でした。はじめの頃はホームページもリーフレットも何もありませんでした。「ホームページを作らなければ!」と強く感じて、ページの内容を考えるわけですが、ホームページを作るってことは、企業理念、カルチャーを表現することであり、これがしっかりしていないとよいモノは作れません。これまでやってきたことが文字や画像で示されるわけで、ホームページはすなわち会社の足跡ともいえます。

時間を遡りますと現在のホームページを作る前に「会社のキャラクターを作ろう!」という話になり、クジラとかもめのキャラクターが出来ました。簡単にイメージキャラクターといいますが、デザイナーさんとの打ち合わせではウンウン唸って考えたものです。(いや考えたのはデザイナーさんなのですが。)会社の理念がキャラクターとして表現されるわけですが、そもそも私たちの福祉に対する理念がしっかりしていないときっちりとしたコンセプトは成り立ちません。作るのはイラストなのですが、会社のあり方をどうするべきなのかをまだ組織としてとても未熟な中において考えました。

キャラクターデザインが出来てしばらくしてからホームページをちゃんとしたものにしようという事になり、キャラクターデザインをお願いしたデザイナーさんにホームページデザインをお願いしました。これもまた私には一苦労でした。デザイナーから宿題が出て「ひだまりのいえの特徴は?」「大切にしていることはなんですか?」といった問いかけにこちらは回答しないといけないわけですが、社長の谷本は元々理念を滔々と語るタイプではありません。

よいHPを作りたい気持ちはあります。まだグループホーム運営の実際としては未熟すぎるのですが、こうでありたい姿を先にデザインし、実像がデザインに追いつけるように頑張るという運営スタイルになりました。センスのいいロゴマーク、センスのいいホームページを先に作っておいて、そのイメージに負けないように経営を頑張るということなのです。小さな会社のわりにHPだけは立派であるひだまりのいえですが、5年間を経てようやくセンスのいいHPに負けのない実際になってきた感があります、私は。

ブログにおいても私は作文を書き散らすわけですが、書きながら理念、企業カルチャーが形成されていったところがありました。自分でも気づかないのですがいつの間にか「ひだまりのいえの社風」じみたものが出来てきたように感じます。

具体的にそれはどういうことかといえば「ひだまりのいえは独自性を持ちません。障害者総合支援法に則った標準的なサービスに徹します。」という、独自性の排除がオリジナリティーに繋がったという逆説的な効果がありました。意図したものでなく綿密な戦略があったわけではありませんが、ドラッカーのごとくオーソドックスな経営に努めていたら個性が出てきたかんじなのです。(これ、わかる人にはわかるがわからない人にはわからないでしょう。)

最近、つくづく思うのは言葉の怖さです。言葉一つで、ご利用者さまを傷つけたり、私の場合は世話人さんを傷つけることにもなります。実際に傷ついた方はいらっしゃるのです。

また、このブログを始め、HPの文章も怖いものです。文章ってその人の人物像、能力の程度が浮かび上がってしまうものです。文章を書けば書くほどリスクが生じます。X(Twitter)の論客たちが不用意なポストで炎上することは毎日のようにあります。

駄文を毎回書き散らしながら、私自身の思考を確認しているところがあり、2年以上も書いていくとそれを読み返して、運営の指針を再確認しています。

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