もう10年以上前になりますが「食べログ」でSEO対策的な業者がサクラでよい星を付ける、よいコメントを書いて評価を不正に上げることが問題になりました。同時期にホリエモン氏も「食べログの評価は当てにならない」と述べて、評価サイトのあり方問題がマスコミでも取り上げられました。
今では誰でもとりあえず飲食店、ホテル・旅館等についてスマホで評判をチェックするものです。グーグルマップの評価数が充実してきて「食べログ」も「ぐるなび」もなくてもいいかと思うほどなのですが、私はふと、精神病院の評価を確認してみたくなりました。ナビに設定するついでに覗いてみると、酷いコメントを時々目にしました。
私にとってはお仕事をさせていただくお相手として評価の高い病院です。
ですが、精神科の世界はエグいものでして罵詈雑言も時々書き込まれます。(まあ、精神科の患者さんなのだからさもありなん)と思うところもあります。それでは、児童相談所ではどうなのか。お付き合いのある児相のクチコミを確認すれば、こちらの罵詈雑言ぶりは精神病院よりも酷いものでした。精神病院のクチコミの場合、患者さんの勘違いかなとか、文章がいまいちわからんと感じることが多いのですが、児相の場合は私にも思い当たる(確かにそれあるよね)と同意できるディスコメントもあり、また文章はわりとしっかりしています。
公共性の高い仕事(施設)はどうしても星が辛くなるものなのかなと感じます。
ひだまりのいえの評判はどうなのでしょうか。ネット上の福祉まとめサイトには評価システムのあるものもありますがあまり機能していなくて、どのグループホームについても書き込みを読んだことはほとんどありません。私が思うには飲食以上に、星を付けるにはそぐわない気がします福祉サービスって。児童相談所にしても書き込みは酷い言葉もあれば、「職員がとても親切で」と賞賛のコメントもあるのです
私自身は自分の仕事について他人の言葉にあまり影響されすぎないようにしようと注意しています。他人の評価よりも自己評価のほうを大切にします。イチロー氏は現役時代、三振しても満足げだったり、逆にヒットを打っても不満げな顔をしている時がありました。要するに結果よりもプロセスを大事にしていて、他人の評価より自己評価を優先していました。相談員業務も自己評価が大切でもっというと自己肯定感が仕事をする上で大切ではないかと私は考えています。仕事をする上での自己肯定感は仕事を継続する上で必要だと思います。例えば相談員にはときどき非難の言葉もやってきます。相談員の交代、事業所の変更、施設の退所もあります。私はケアマネ時代には私から別のケアマネや事業所に変更したいご利用者に対しては「どうぞ、どうぞ。」と思い、何か引き止めたいとか、私がいけなかったかしらと考えることはありませんでした。ケアマネジャーとしての自信を持っていたからでしょう。結果として私の仕事がブラッシュアップされるだけだったのです。
自己肯定感の大切さについては機会があればもっと深く述べてみようと思います。
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