ひだまりBlog

腕組みしてうんうん考える(傍目には何もしていないようにみえる)/GHへの調整の秘策

2月は「逃げる」なんて言ったりもします。あっという間に終わってしまうのです。28日と少ないので会社の営業においても営業日数の少なさを朝礼で言われたりするものです。コロナ禍でなお積雪もあったりして経済も冷え込みます。グループホームへのケースの調整も滞るような気もします。

いつ、ウチのホームにオミクロン株がやってくるだろうかと身構えながら、一方で、余裕のあるグループホーム運営の秘訣はないものだろうかいろいろ考えます。入る人がいれば出る人もいるのが、適切なホーム運営です。(こうやってホームページのブログを更新するのも大切な仕事です。ただ、何人の読者がいるのかな。ひだまりのいえの空気感はちゃんと読み手に伝わっているのだろうか。)

ご利用者さまを効果的にグループホームへ誘導するよい方法はないものだろうか。どこかの機関が音頭をとってエイヤと全国に散りばめられたグループホーム需要を最適化することはできないものだろうか、うんうん唸りながら私は救急車搬送による病院への調整を思い出しました。

コロナ禍での救急車による搬送は困難を極めます。「30箇所も断られた!」と隊員が嘆くのをテレビで見ていて、(もっと効率のよい搬送方法はないものだろうか。インターネットの時代に、一本ずつ病院に電話をするなんて非効率じゃないか)と思われる方もいるのではないでしょうか。

救急車は患者を救急車内に入れて、バイタルを測り、問診をすると、救急隊長がよかれと思う病院にケータイで電話をします。救急隊長に調整先を決める権限があり、他の隊員は見守ります。(なので隊長はいばっている人が多いです)相手は病院の救急外来で、救急外来看護師長がまず対応します。ここでの隊長と救急外来看護師とのやりとりがとても肝なのです。短時間で的確に患者の状態を隊長は伝える必要があります。看護師は隊長から話を聞きながら、自分のところの救急外来で対応すべきケースなのかを判断します。これは入れていいかな、どうしようかなと思うと、近くに医師がいれば医師にも電話を代わってもらいます。救急外来の看護師が頓珍漢な対応をして受けるべきでない患者を受けてしまうとあとで医師から怒られます、たぶん。救急隊と病院の救急外来では電話での攻防があるわけです。私は自分の伯父を救急搬送させる時に救急隊長が病院側にうまく説明することができなくて受け入れ不可になりそうになったので、彼から電話を奪って、看護師に説明をしたことがありました。ケアマネ時代にもご利用者さまを救急搬送する際に、電話を代わってもらい説明して受けてもらったことも時々ありました。この仕事は、ネット時代においてもアナログなのです。iPadに項目をチェックしたらしかるべき病院に調整されるなんてことはできないのです。救急隊と病院の日頃のリレーションも大切で、救急隊長がしっかりした人で、日頃から外来看護師長から信頼されていると受け入れられやすいものなのです。救急隊を私達が選択することはできませんからこればかりは運ですね。

「みんなのグルホ」というグループホームのポータルサイトがあります。ひだまりのいえも掲載されることになりました。『夜間支援体制』『生活保護可』『支援区分はいくつからいくつ』とチェック項目もあります。相談支援専門員やご利用者さまにとって、グループホーム探しの材料としてよい媒体になればいいなと思います。ただ、グループホーム入所への調整はアパートマンション情報を読んで部屋を探すようなわけにはいきません。それはなぜか。救急搬送の例と同様で、1ケースずつしっかりアセスメントをする必要があり、出鱈目な入所は双方にとって不幸な結果を招くからです。ご利用者さま獲得の秘訣なんていくら考えてもないのかもしれません。

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