ひだまりBlog

ひだまり対談(7月)

『生活支援員西ひかるとサビ管荻野のグダグダ対談 Vol.1』

生活支援員・西ひかる(以下:西)「荻野さ〜ん!お疲れさまで〜す」
サービス管理責任者・荻野吉重(以下:)「はぁ、今日も疲れたなあ。(小さなため息)」
西「荻野さん、元気出してくださいよ〜!!」
「そんなにグイグイ寄ってこなくても十分聴こえますよ。西さんはいつも元気でいいなあ。今日来てもらったのは、ひだまりのいえのホームページがリニューアルしたでしょ?それでスタッフにも登場してもらって生の声を載せたいと思ったの。障がい者向けグループホームもいろいろあるけど、ホームページを読んだだけではどんな施設なのか空気感が今ひとつわからない。それで私と西さんがなにか喋ったら、空気感というか風土が伝わるかなと思って。」
西「ひだまりのいえはいい施設だよ!」
「いきなり結論か。もうじき丸3年を迎えるひだまりだけど、西さんも今では古参のスタッフになりましたね。私は西さんを面接した時のことをよく覚えているよ。面接時に玄関でニコニコ笑いながら上がってきたので『大物が来たな』と思ったよ。そして私は面接官なのにタメ口を聞かれて驚いた。」

西「今まで、主に飲食店でパートをしてきたけど全部のお店で従業員と喧嘩したよ。私が中国人というだけで差別される。」
「西さんの採用にあたっては私もいろいろと考えましたよ。それで谷本さん(社長)に二点、報告しました。まず、本名が難しい漢字なので通名を使用すること、もう一つは西さんのその言葉づかいをあえて矯正しないでいこうと決めた。」

西「世話人の仕事ってラクだよ。入りたての頃はこんなにラクでお金がもらえていいのかと思った。身体介護はないし。」
「ラクならそれでいいのだけど、私は誰でもできる仕事だとは思っていませんよ。ご利用者さまは、見た目はなんでもなくみえても、なにか障がいがあるからグループホームにいるわけだし。ちょっとした不用意な言動が利用者を傷つけてしまうこともあり、私も失敗してきました。」
西「荻野さんは軽すぎるんだよ!」
「それは反省しています(しょんぼり)。」

西「荻野さん、元気を出してください。夜勤の仕事はラクだから応募するんだよ。日中の飲食店で働く人はよく動くし向上心がある。もちろん変な人もいるけど。世話人の夜勤の仕事は、世話人同士、横のつながりはなくてよいし、そんなにやることもないから、ただラクなところで働きたい人が入ってくるんだよ。」
「でもまあ、それはそれでいいじゃない。」
西「なにかあったら荻野さんの責任だよ。」
「確かにその通りなので、職員教育にもっと目を向けないといけないなと、最近実感しています。コロナ渦で世話人さんが集合するのもなかなか難しいからオンラインでやらないといかんな。」

――世話人の資質とか何か。

「うちは求人にあたって経験も年齢も問わないけど、世話人の仕事で大切なことはなんだろう。」
西「それは一言でいうとセンスだよね。」
「それをいっちゃ話が広がらないよ。確かに未経験の人でもセンスがよいというか、カンのいい人はすぐに慣れますね。利用者との距離感をうまく掴んで接遇する。福祉業界で経験のある人、長らく介護業界にいた人でもさっぱりうまくいかない人もいる。一言でいえばコミュニケーション能力ということになるのでしょう。」
西「服装でも仕事でもなんでもセンスなんだよ。」
「私が夕食後のお皿を洗った後に西さんに洗い直される。これもそういうことなんだよな。相談員としてはセンスがあったみたいで、なんとかこの仕事を続けている。」「それにしても『世話人の仕事はラクだ』とか『センスだ!』とかこんな話ばかりでこのままホームページに載せるのは難しいな。」
西「対談でいきなり話をしろと言われても何を話したらいいのかわからないよ。」

「初めての試みだからこんなもんかな。時々『ひだまり対談』をやって、ひだまりのいえの現在についてホームページを閲覧してくださった方に感じとってもらえたらいいなと思います。グダグダした話だったが、このゆるさにひだまり感があってよいのではなかろうか。それじゃあ、私は21時から初めて入る世話人さんのOJTがあるから失礼しますね。」
西「お疲れ様でした~」

[ 対 談 者 ]
・西ひかる:若い頃は「ワガママ上海娘」との異名もあった歯に衣着せぬ物言いの生活支援員。
・荻野吉重:介護の世界から精神保健へ移ってきたケアマネジメントの理論家。

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