ひだまりBlog

ひだまりのいえはコロナ渦前から働き方改革の会社だった/鰻屋だってタレの作り方は秘密です

さてと「今回のブログは何を書こうかな」ととりあえず近所のスターバックスに行き、いつもの作業テーブル(10人掛けで、皆さん、仕事もしくは勉強をしている)に着くわけです。すると隣りの30歳くらいのマッチョな風体の男性が電話をかけだしました。会社の事務の女性に何か尋ねています。「明日は、〇〇さんは遅番だっけ?ワクチンの摂取はいつ予約することにしようか。私は明日、日勤だと思ったので…」電話を受けている向こうでは、〇〇さんのシフトや職員のワクチン接種のスケジュールを確認している様子です。コロナ渦の中で在宅勤務中のマッチョ氏なのだと察するのですが、机にノートPCとスマホを置いていながら、勤務表を社の女性に確認する光景に私はハテナです。

(PCやスマホで確認できないのか)

今日日の会社員はSlackやTeamsで繋がっているのではないのですか。

我が、ひだまりサポートではLINEWORKSを使って業務を行っています。さきのマッチョ氏みたいな連絡事項はすべてWORKSを見ればわかります。スマホさえ持参していれば、クルマの中でもスーパー銭湯のラウンジでも確認できるのです。(※私はクルマ運転中に電話がかかってきてもハンズフリーで受け取って、スマホ画面でスケジュールを確認して、アポをとっています。荻野は先方にとって繋がりやすい相手ではないでしょうか。)

私よりも何世代も若いマッチョ氏の平成風業務スタイルを横目でみて私はほくそ笑むのです。

ここまで書いて(書くのはもったいないかな)と思う気持ちもあります。

例えば、サビ管研修等で、他の施設の人達と同じテーブルに着くことがあります。私が「グループホームのサビ管をしています。今、4箇所あり、これから2箇所増えるんですよ。」というと、同じテーブルの皆さんは『それは大変ですね』と応じてくれます。『お休みできるんですか?』なんていわれたりも。それで私が空気を読まずに「それがそれほど大変じゃないんですよ」というと笑いが出ます。(自虐と受け取られたのか)私はウケを狙ったわけではないのです。「大変でないように運営すれば大変でなくなります。確かに始めは大変でした。」といえば『それはどうやって?』と尋ねられます。このあたりで研修のトイレ休憩時間は終了し、私は鰻屋におけるタレの作り方については話をせずに終えることができました。

ひだまりのいえの社風は「仕事をちゃんとやっていればそれでよい」というところがあり、仕事をするフリ、やってる感は、あまり評価はされません。(私が評価しません)グループホームの世話人の業務はタスクが少ないので、他の人にアドバンテージを持とうと独自のことをする方も中にはいらして、大いにやって欲しいところですが、それが業務のための業務、ただ「やってる感」の演出だったなら、評価はされませんし音頭を取っても誰もついてこないでしょう。これまで、意識高い系の世話人さんが必要もないマニュアル、業務のチェックリストを作りたがり「俺がこうやるように君たちもこれをやりたまえ」という動きがあったこともありましたが、ほどなく立ち消えになりました。タスクは少ないに越したことないのです。

社長の谷本と管理者の私が電話をすることはほとんどありません。ほんとに急を要する時だけです。週1回、ZOOMで打ち合わせするくらいです。この話をすると世話人さんは驚きますが、これで動いているのだからよいのでは。もちろん業務連絡は必要不可欠なことを毎日チャットしています。

運営とは運営のやり方を構築することです。もしもサビ管がてんてこ舞いの状況にあるのならば、それは個人の力量によるというよりも、組織としての仕事の仕組みができていないからではないでしょうか。福祉の仕事は傍から見る人が「ラクそうでいいなあ」と思われるくらいでちょうどよいのです。実際はそこまでラクな仕事でもないのですよ。

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