ひだまりBlog

ひだまりのいえでのコロナ対応の現状について

 

オミクロン株(Ba2とBa5)が蔓延しています。7月30日に自立援助ホームの子どもに発症者が出ました。今回も、昨年1月の時と同様に保健所に報告して何か指導があれば仰ぎたいと思っていました。社会なんとか班の担当者は「現在は高齢者施設のみに対応している」とのことで福祉施設といえども一般と同じ扱いでした。

7月下旬には都市部の医療資源は半ば崩壊していて中等症の人ですら入院が難しく自宅で待機している人もいます。救急車が5時間も搬送できずにいるなど異常なことが起こっています。

「軽症の人は診療せずに自宅で療養してほしい」といったアナウンスも4つの機関合同で声明が発表されました。そのような折に少年が発症しました。初めの感染者は診療所を受診してコロナと診断されました。発熱と喉の痛みという典型的なコロナとわかる症状です。彼はコンビニで働いています。コンビニはわりと危険度が高そうです。39度程度の発熱についてはクーリングと診療所でもらったカロナール(解熱剤)で対応しました。2日後、3日後と他の子供にも同様な症状が出て、3名の入所者全員が感染しました。子供については1人目後に市内の無料PCR検査所にての検査をしてもらったのですが、その際は陰性でした。(同伴した職員も。)ですが、ほどなくしてコロナの典型的な症状が出ました。私は再度のPCR検査及び受診は意味がなく患者が疲れるだけだと思い「みなし感染」として受診なしにコロナ感染者としました。他の子供や職員にも症状が見られていき、オミクロンの感染力を思い知りました。

解熱剤はこちらで市販薬を購入し飲んでもらいました。また職員が感染してはいけないので2人目の感染者が出た時にホームを閉鎖して職員も玄関ドアの外までの対応にしました。

1人目発生の時からは、入室時には昨年のコロナ発生時に保健所からもらっていた、使い捨てのガウン、グローブ、キャップを使用しました。もちろんマスクも。またパルスオキシメーターを購入してSPO2を計測できるようにしました。

利用者の受診対応については意見が分かれることかもしれません。ただ、軽症の場合はクーリングと解熱剤(できればカロナールがよいようですがこの薬も不足しているそうです)で対応してじっとしているしかないのです。私達は感染の拡大を防ぐリスクマネジメントに努める必要があります。コロナに対する対応はオミクロン株以降、行政も大きく転換しました。

以上、ご報告まで。

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