先日、ぼんやりテレビを観ていたら、クイズ番組で「松下幸之助の言葉で『◯◯◯の時は、私たちにはチャンスである。例えば◯◯◯の時にはお客様にお辞儀をする時にどのくらいの角度でお辞儀をするべきなのかがわかる。普段はわからないものだ。◯◯◯は人を育てる。』」と言った問題が出ていました。松下幸之助が講演で語った言葉で、正解は(不景気)です。
不景気の時に色々なことがわかってくるという経営の神様の言葉に思わず膝を叩きました。
場面は変わり、先週の火曜日(祝日)に私はクルマを運転していました。日没後にホームで一仕事し終えて家路に着こうかという時間帯です。駅前に入っていく、交差点の15mほど手前でクルマが突然エンコ(故障)しました。ギアはニュートラルに入ったまままったく動かず立ち往生し、私のクルマの後ろにはクルマがどんどん詰まっていきました。これは焦ります。私は三角板を置いて、ハザードランプをつけて、そしてJAFへ連絡しました。JAFのアプリをスマホに入れておいたのですが、このアプリのお陰で電話する必要もなく、私がどこにいるかもGPSで送信されていて、ただ待っているだけでレッカー車がやってきました。AIチャットによる聞き取りで、アプリは「この故障はレッカー車が必要」と判断してくれたみたいです。クルマが故障してピンチだが、JAFアプリの優秀さに気づきました。
クルマディーラーまでドナドナされてほっと一息。そして休日なのに働いているディーラースタッフの優しい言葉かけとやんわりクルマの買い替えを勧められる機会を味わいました。また30年前から面識のあるメカニック(現在は工場長)へと申し送りされました。この人がいるからこのメーカーに乗っているのです。クルマを廃車にするにしても修理して乗るにしてもこのお店にしよう、このお店があってよかったと思いました。寒い冬空の中、自宅へ帰るためのタクシーの迎車に「GO」という配車アプリを使ってみました。このアプリもまた優秀で5分でタクシーはやってきました。そして決済も電子決済でされていてこれも便利。私はタクシーの運転手に「ほんとうに感謝しています」とお礼を述べていました。JAF、レッカー車、ディーラー、タクシー、すべてに感謝です。
この後、修理費でてんてこ舞いになるだろうがまあいい。なんとかなるだろうと自信を少し取り戻しました。松下幸之助の言葉とはちょっぴり場面は異なりますが、逆境の時だから人の温かみがわかるものなのですね。そして最後には「明日からまた頑張ろう」という気持ちになりました。
昨年末はイレギュラーな出来事がいろいろあり大変でした。利用者数も減ってしまったのですが、空室の多いいまだから気がつくことがあります。不景気はいつまでも続くものでもないと信じて、一つ一つ、坦々と仕事を片付けていこうと思います。
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