ひだまりBlog

シフト表の均衡点について

シフトの作成が難航しております。7つのホームの世話人さんの勤務表を作るわけなのですが、複雑なのです。「A子さんは◯曜日と◯曜日は他の会社で働いている」「B子さんは103万円の夫の扶養内で働く」「C子さんは女性棟しか入れない」

これだけでも結構たいへんなのですが、(まあ仕方ないな)とも思います。

「D子さんはMホームには消極的だ。なぜだ。職員の人間関係が理由か、それとも利用者で苦手な人がいるのか」ということもありましょう。これって塩梅というか、心の機微にふれる難しい話です。通勤に時間がかかるからという単純な理由も多い。

例えばの話です。「E子さんは、M、Nのホームしか入りたくないようだ。F子さんはお掃除がお好きでない様子だ。G子さんはずっとおしゃべりをしていてアカンこともしゃべってしまう。ちょっと周囲がざわついている。」世話人さんは非常勤のパートさんです。ご希望の日時になるべく沿うように配置しなければなりませんし、あまり小難しいケースワーク的な話は通っていかない方もいらっしゃいます。厳しい指導は通らないこともあります。とはいってもご利用者さまとのリレーションで衝突してはいけません。(「通らない」という表現はコミュニケーションがうまくいかないというくらいの意味)

また、土日祝日は、休みの希望がやってきます。当然、シフトの層は薄くなります。

「穴が空いたら荻野さんが入ればいいのでしょ!」

みんな簡単に考えていないか?同じ日に複数人がそれを想定して希望休をすると私は二人必要になるぞ。そもそも私がシフトに入るほどに仕事は滞る。ブログを考える余裕なぞない。仕事は山積みだ。(ブツブツ⋯

世話人さんでご不満を抱く方もいらっしゃることでしょう。希望休についてギブアンドテイクな考えを持ってくださる方とあまりそこまでは考えない方と二通りいらっしゃいます。

シフトを作成する私はとにかくシフトがちゃんとできあがればよいのです。そこには個人的な依怙贔屓はないです。特定の職員を贔屓にするほど気持ちに余裕はないのです。

これまで世話人さんのお休みの希望を断わったことはありませんでした。タイトロープのごとく綱の上から落ちることはなかったのですが、これもたまたまの要素も大きい。私はけっこう神経を削ります。本当は断わってみたい。「もう嫌!」と言ってみたい。

シフトを楽々に作れるようにする方法はないものか。それはありますよ、書きませんが。

7つのホームのシフトを比喩的に表現すると、それはみんなが糸を持ち合って引っ張り合って、ピンとした均衡点を保ちながら、球体の表面上でウェブ(蜘蛛の糸)を作っているかんじなのです。まさに持ちつ持たれつといいますか。誰かが糸を切ったら球体のウェブはそこで壊れます。1つのホームにしか入っていない世話人さんも私からみると7つのホームの均衡に関わっているのですよ。これ、おわかりになるかしら。

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